「正絹うずらちりめん」について
通常のちりめんは匁(もんめ)で表される糸の太さの変化によって重いものは「鬼しぼ」などと言われます。
「うずら」とはさらに織り方を変えてシボの高さを高くしている物を指します。
うずらの卵の様な凹凸は、生地の陰影のコントラストが強く出る為、染め方によって表情が豊かに暖かみが出ますし、生地自体がより空気を含みますので真冬のマフラーに最適な生地となります。
「裏彩色ぼかし」について
裏彩色――古くからある絹絵の技法で裏と表から同じ色を塗ることにより一層色を鮮やかにする技法です。そして伊藤若冲は新たな技法として表と裏に別の色を塗り、様々な色を生み出したそうです。
それをお手本として染めの技法にしてみました。
「裏彩色ぼかし」はうずら織りのシボの高さを活かし、かすみぼかしで染めた後に、もう一度シボの山部分だけを染める事により作為的に色のコントラストを強くして金属の様な光沢を表現しています。
伊藤若冲が考案した技法を身に付ける事ができるマフラーとしてお楽しみください。
うずらちりめんはフサ加工仕上げです。染め分けによりフサ部分をグレー色にしています。
カーネーションの様なフリルをお楽しみ頂けます。
本シリーズは2サイズのそれぞれ2配色でご注文を承ります。
2サイズ
2の色目
OUGONCHA黄金茶 おうごんちゃ
SUMINEZU墨鼡 すみねず
たたみ方
オプション
お好みで追加オプションもございます。